15
12月
かけらを選ぶ
私の中には、様々な感情があり、それを抑圧する理性と、
いくつもの幻想が存在する。
そして、日々かたちを変えて渦巻いている。
私にとって作品を作るということは、
これらを一つの現象として実感し、手離しながら選択することである。
選ばれた かけらたちは私の中だけでなく、
この広い宇宙空間の片隅で、
ひっそりと確実に浮遊している。